龍谷大学
龍谷大学は、1639 年に西本願寺境内(京都市下京区)に設けられた教育機関「学寮」を起源とし、以来、教育・研究の灯火を絶やさず、有為の人材を養成することに努めてきました。長い伝統は深い人間洞察の気風を育みました。これは、激動の鎌倉時代を生きた浄土真宗の開基である親鸞聖人の生き方に由来します。龍谷大学は創立以来、浄土真宗の精神を建学の精神とし続け、現在に至っています。
各時代の要請に答えながら、本学の教育理念・目的を、「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことのできる人間の育成と定め、1949年には、新制大学令により新制大学文学部(4年制)として認可され、1960年に深草キャンパス(京都市伏見区)を開設し、経済学部、経営学部、法学部を設置しました。1989年には、瀬田キャンパス(滋賀県大津市)を開設し、社会学部及び仏教系大学では初となる理工学部(現在は「先端理工学部」)を設置しました。その後、国際文化学部(現在は「国際学部」)、政策学部、農学部を設置し、さらに各学部を基盤とする大学院研究科及び実践真宗学研究科を設置しています。2019 年には創立380 周年を迎え、現在、3キャンパス(大宮・深草・瀬田)に、9学部、10大学院研究科、1短期大学部、2研究センター、4附置研究所を設置する総合大学に発展しています。
明治期の教育大改革、シルクロード調査で名高い大谷探検隊、戦後の研究の高度化推進事業、仏教系大学初の理工学部創設、仏教系大学初の農学部創設など、新たな知の創造は龍谷大学の大きな特徴です。しかし、それ以上に龍谷大学を特色づけるのは、他者と共に生きていく姿勢を形成しようとする空気です。
進取の気風は今も昔も脈々と受け継がれ、インターンシップ制度の拡充やカリキュラム改革など、教育体制の充実に力を注いでいます。
2018(平成30)年には次期長期計画「龍谷大学基本構想400-2039 年創立400 周年を
超えた未来に向けて-」を策定し、将来ビジョンとして「まごころ Magokoro ある市民を育む」を掲げました。未来に向け、世界の平和に寄与する人の育成へと繫げていきます。
動画
「龍谷大学の歴史 -Discovery Channel制作-」
https://youtu.be/Y_qFMZZG_9A
「龍谷大学ブランドムービー2022」
https://youtu.be/5oUkJYJgNC8
政策実践・探究演習…
「政策実践・探究演習」は地域の問題や事例に基づき、具体的な問題解決に向けてチームで学修をすすめるPBL(Problem Based Learning)科目です。地域における調査研究および政策実践を行い、人類的および地域的課題を発見し、その課題を他者と協働して解決することのできる協働社会づくりに不可欠な人材育成を行います。
Yunus Social Business Research Center (YSBRC)
仏教の観点で持続可能な社会を考える「仏教SDGs」を推進、研究および具現化を行う、ソーシャルビジネスに関する中核的な役割を担うセンターを設置する構想が持ち上がり、ノーベル平和賞受賞者 ムハマド・ユヌス博士との会談を経て、ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターを設立しました。
本センターでは、仏教の観点から見たSDGsに関する研究及び具現化の事業、ソーシャルビジネスの研究と地域実装化の学術支援事業、大学の社会貢献使命の実現に向けた事業、多世代多文化協働材育成のための事業を運営することを目的としています。